松岡修造の「熱くなれよ!」がなぜギャグになり得るのか

どうもトクハラです。
ほぼ新人さんに対する説教になってしまいました。
興味のない方は読み飛ばしてください。
我々技術者は「知識労働者」です。
知識労働者の定義については諸説あると思いますが、
ものすごくざっくり「何らかのノウハウを提供してお金をもらう人」と考えましょう。
そうだとすると、「ノウハウ」を提供できない状態では、まずお金はもらえない。
これが大前提です。
新人の間は「ノウハウ」がないのは仕方がない。
でも、仕事を進めていく上で、できなかった部分や知らないことが出てきたら、
ほったらかしにして一日を終えない。
できなかった部分を引き取ってもらったなら、直してもらった箇所を参照する。
知らなかった言葉、書き方が出てきたならネットで調べてみる。
これが「知識労働者」を志す者としての最低限の心がけだと思うのですがどうでしょう。
松岡修造の「熱くなれよ!」がなぜギャグになり得るのか。
それは他人の心はコントロールできないということを、みんな本能的に知っているからです。
新人さんへのメッセージも同じだと思います。
技術者としての「志」「矜持」の部分は、残念ながら「教える」ことはできません。
そこは新人さん自らが「学ぶ」部分だと思います。
もうそろそろ考え方をバージョンアップしても良い頃だと思いますよ。
PS.
こういうと素直なあなた達は「よし!知識をつけるために勉強だ!資格試験だ!」と
なりがちですが、それは間違いです。
我々の職業はお金を払ってくれる人がいて初めて成立するものです。
お客さまがお金を払おうと思うことができるノウハウを提供する必要があります。
資格試験の知識とお客さまの欲しい知識は、重なる部分もありますが、そうでないことの方が多いです。
まずは現場で起きた事象を、きっちり自分のものにしてください。
クエリも毎日書かないと忘れるよ!