要約
- インフラに進みたい、ジョブチェンジしたい希望があるならSAA試験はおすすめ
- 合格だけを目的にするなら受験勉強と同じ要領
- 英語力が意外に大事
- 当日は免許証とクレジットカードを忘れないこと
- 試験合格と実務はまずまず相関関係あり
- 未経験者・40代50代の技術者がんばれ
はじめに
先日AWS SAA試験を初受験し、合格しました(773点)。
仕事では継続的に使っていたのですが、肩書が必要な局面が増えてきたと思い受験した次第です。
未経験でインフラをやりたい、ジョブチェンジをしたい人の応援になればと思い
合格体験記を書かせていただきます。
極論を先にいうと、合格だけを目的にするならば、問題を解いて覚えるという機械作業。
AWSの経験は必要無いです。
未経験だけどインフラに携わりたい、または開発からインフラにジョブチェンジしたい人は
勇気を持って勉強したら良いかと思います。
AWSを業務で触っている人は、1週間みっちり問題を解けば合格します。
一夜漬けで何とかなるレベル。
ただし問題をひたすら解く覚悟が必要です。
オンプレのインフラ経験がありかつAWS未経験の人は、ざっと3週間ほど勉強すれば
合格するのではないでしょうか。
筆者のスペック
年齢: 40代後半
インフラ歴: 専業ではないが長い。AWSの仕事よりオンプレ時代のほうが長い。
利用したことのあるAWSサービス: VPC、EC2、ELB(ALB)、SQS、SNS、SES、S3、IAM
学歴: 地方国公立大卒(文系)机の上の勉強は好きではないが頑張ることは(ギリ)できる
英語力: 読み書きは大学受験時代の遺産で食っている。最近とある事件で自信喪失気味
フィジカル: 遠視、腰痛、記憶力の低下
使用した教材
AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト 改訂第2版AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト問題集
Udemy【SAA-C02版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
勉強時間
勉強時間は30時間弱です(1日4時間×6日)。
最終日、当日午前までほぼ一夜漬けでした。
自慢ではなく、実務経験と受験勉強の経験があれば、1週間程度の勉強で受かる試験だと感じました。
やったこと
漫然と本を読んで勉強をした気になってはいけないので、
「いきなり問題を解く->分からなかったところを調べる」方式でやりました。
具体的なステップは以下のとおりです。
- 問題を解く(udemy、本)
- 解説を読む
- 解説の意味がわからなかった場合は教科書(上記テキスト)の目次を探す
->目次に載っていない場合は捨てる
->目次に載っている場合は該当のページに付箋を貼り書き込みを行う。 - どうしても腑に落ちない場合、または全く記憶に残らない場合は実際にawsコンソールで確認を行う。
最終的に、紙の問題集全部と上記udemyの模擬試験を全6回のうち4回までをやりました。
回数は3周、正解率60%前後でした。
udemyの模擬試験を6回全部やらなかった理由は、
1. 本の問題集と比べ難易度が高すぎる(作業ベースの問いが多い)。
2. 問題の作りが雑(日本語がおかしい)
と感じたためです。
しかし実際に試験を受けてみると、
1. 難易度は上記udemyと同じ?むしろ高い
2. 問題の作りの雑さ加減も同程度(※否定文の係り受けがおかしいため、英語原文を見ないと意味がわからない)
でした。
そこまで計算して作っていたのか!
筆者の方ありがとうございます。
本の教材だけで本試験に臨んだとすると700点に届かなかったと思います。
はっきりいって上記の本だけでは知識量が足りないと思いました。
英語力が意外に大事
試験中に思ったことは、良い悪いは別として、英語はもう公用語になっているということです。
問題で意味がわからない日本語が出てきた場合は、原文を参照することができます。
単語はAWSのサービスだし、文法も中学レベルなのですが、英語を読むことに抵抗がある場合はキツイかも知れない。
やらなかったこと
1. 動画授業は購入はしたけど、結局見ませんでした。
理由は単に時間がなかったことと、視覚で覚える方が自分に向いていたためです。
1. blackbelt講座、公式のハンズオンはやらなかった。
これまた時間がなかったためです。
やると良いのは間違いないと思います。
未経験の人や初学者の人はじっくり攻める方が将来的にも役に立つはずです。
試験合格と実務は全く別か
結論。実務でもまあまあ、いや、かなり役に立つのではないでしょうか。
もちろん、試験合格後に勉強した内容をきれいさっぱり忘れたなら意味はないと思います。
私は、実際に勉強を通じてVPCとNAT、IAM周りの理解が深まりました。
総括すると、AWS認定試験は、実務を効率的に習得するのにとても役立つものではないかということです。
ジョブチェンジ云々の目的があればなおのこと勉強すると良いのではないかと思いました。
あれ、なんか文体が「ですます」調になってますね。
ま、そういう気分だったということで・・・。
あとなんか最近amazon礼賛の記事が多いな・・。信者?信者なの?
いえうちはベンダフリーです!