一人前とは何か

要約

 

  • 一人前とは「一人で仕事が完結する状態」を指す
  • スキルには3種類ある
  • スキルを上げるには非正規雇用最強かも
一人前とは「一人で仕事が完結する状態」を指す

例えばPGの業務でいうと、「これこれこういう機能を作って」とホワイトボードに落書きを書いて説明してもらうとしよう。ざっくり仕事はこのような流れになると思う。

  1. 所要時間を見積り、希望納期を確認する
  2. 上司のスケジュール表をながめてレビュー依頼のタイミングを図る
  3. プロトを作ってみて当初の打ち合わせと異なる場合はすぐに報告、相談する
  4. レビュー依頼をかけ、レビューしてもらう
  5. レビュー結果を箇条書きにし、お礼と一緒に方針を伝える
  6.  詳細設計書(フローチャート・シーケンス図等)、ソースコード、テストコード一式を格納する

これを自分で主体的に動くことができれば一人前のPGと言えるんではないかな。
重要なのは「主体的」という部分。上司になって見るとわかると思うけど、
尋ねる前に途中の報告を入れてもらうと非常に助かる。

教えてもらったり、一緒に作業したりしながら上の作業ができるようになることを目指す。
上のスキルには各種雑多な内容が含まれているところが難しい。

これが特にIT系で未経験を採用する際の壁になっている気がする。

スキルには3種類ある

まずこれを読んでほしい。

自分のITスキルを見える化してみよう!
IPAの資料はまいどのことながらよくまとまってるな〜。

上記資料を見るとスキルには大きく2つのラインがある。

タスクディクショナリ(業務知識)
スキルディクショナリ(プログラム言語、環境など)

上記資料はITスキルに関する資料なので上の2つに分類してるんだろうけど
仕事をする上ではヒューマンスキル(報告・連絡・相談、指示を依頼し、確認するなど)
も加えたい。 

この3つの知識はおそらくピラミット型になっている。

1.スキル(上)
2.タスク(中間)
3.ヒューマン(土台)

自分のほうが技術力が上なのに評価されない、と日々不満に思っている人は
上記ピラミッドを確認してみよう。

スキルを上げるには非正規雇用最強かも

で、ここからは非正規雇用だと嘆いている若者に伝えたいことです。
上記スキルを自覚的に獲得していくには非正規雇用が一番良い。

自分でクエストを設定して討伐成功したら、次の会社を紹介してもらえばいい。
安い単価でやる気がある若者は、不景気だと特に市場価値は高まります。

不景気最強!頑張れ若者!

追記

職場と個人の適性の相関だけど、早ければ1年、遅くても3年くらいで「一人前」と呼ばれる状態になる。
3年で「一人前」に達しないのであれば、残念ながら適性がないということになるのだと思う。
職場に問題がある場合も無きしもあらずなので、もし納得いかない場合は職場を変えてみよう。

追記2
追記2
厚労省の資料「職業能力評価シート(事務系職種)のダウンロード」もよかった。

問題はこれを見ながら客観的に評価できるかなんだよね。
・自分で○✕を付けて改善できる人は相当すごい。
・会社が評価するとどうしても昇給とワンセットになるため低く付けがちになるのではないか。
・あと自社の業務が遅れてるのがバレそうで見るのが嫌になるとかね。
・転職エージェントだと高く見積もり過ぎたりしてね。
おそらく「希望は捨てずに冷静になれ」というアドバイスが一番。