「DX化」とは社会の「OSI参照モデル化」のことである

要約

最近、「DXとは何か」について侃々諤々の議論が行われているようです。
実は、ちょっとしたバズワードか何かのように思っていた。
「出た!DX推進。また新しい言葉で金を引いてこようとしてるな・・」と。

しかし、上記「DXの思考法」を読むと、どうもそうではないようだ。
今起きている現象について色々と腑に落ちたのでメモとして残しておく。

まず、社会が「レイヤー化」しているとの指摘。
正直、ウーバーイーツがあれほど普及するとは思わなかったんだけど、この本を見ると納得。

要はウーバーイーツは「配送」という機能を提供しているんだ。
本来は既存の配送サービス(ヤマト便とか)がそれを担うべきだったのかもしれないけど
食品を迅速に運ぶという機能は提供できなかった。

で、そもそも企業が運ぶ必要ある?
「配送」という機能を提供するなら、別に個人が運ぼうが企業が運ぼうが同じでしょ、
となってウーバーイーツが人気になったと。
怖いのがウーバーイーツが日本の企業ではないという点。
機能を提供するという観点でいうと、国境は関係ないんだ。

少し前に新聞でAppleが日本の自動車会社に、AppleCarの製造を打診したとかしないとかが載ってた。
これも同じ現象ではないか。

自動車かどうかではなく「2点間移動」という機能の提供だとすると、
今の自動車業界だけの専売特許ではないはず。

(ハンドルに限らない)何かに触れて、欲しい結果(2点間移動)を得る」と考えると
UI/UXに磨きをかけてきたAppleには、高品質かつ安価にユーザ体験を提供できるノウハウがある。

そうすると移動する際の手段であるところのガソリンかEVかという話は
さらにどっちでもいいレベルの話。
門外漢なのに生意気言ってすみません。

いろいろなwebサービスがクラウド上に展開されているのも必然。
別にお客はオンプレのサーバが欲しいわけでもAWSが欲しいわけでもない。
安定して稼働してトータルコストが安いなら何でも良い。

「既存の技術や組織は上位の概念に飲み込まれていく」をもう少し補足する。
昔はL3層がルーター、L2層がハブという風に住み分けがされていた。

でも、今はハブとルーターの機能を併せ持ったL3スイッチなるものが登場してる。
ハブはVLAN機能や振り分け機能などを持ってL2スイッチになった。
今までどおりのルーターやハブは、あるにはあるんだろうけど、存在感は薄くなってる気がする。

もっというとネットワーク機器は、すでにハードウェアではなくソフトウェアで何とかするレベル。
仮想化できるものはどんどん仮想化され、物理層は限りなく薄くなっていく。

学校教育も単に単純な「知ってる知らない」の知識を授けるという機能であれば、もうyoutubeで十分。
DX化だといって、紙の教科書をタブレットに変えたとしてもあまり意味はない。
本質の機能自体が古いのではないか、という疑問が必要なのかもしれん。

「未知の課題に対し様々なアプローチで解決策を探る方法を授ける」
そのために数学や語学の学習などをサンプルとして使用する、というのであれば必要なのかも。
あ、また生意気言ってる。すんません。

書かれていることに賛成ばっかりだとつまらないので、ちょっと反論してみる。

「そもそも論」は危険な側面もあるんではないか。
昔は盲腸は不要な器官と考えられていて、炎症を起こすとすぐに切ってた。
ところが最近になって実は必要な器官だったと分かったそうです。
詳しくはここ

今、コロナ禍で企業がやってることもそうかもしれない。
「そもそもみんなで集まって仕事する必要ある?」で事務所を閉鎖するというのは結構。

でも、それをやると優秀な人は、リモートワークをしているうちに
「そもそも会社に中抜きされる必要ある?」となりかねない。

で、どんどん考えているうちに
「そもそも、地球にとって人類は必要なの?」まで行ってしまいそう。

社会がレイヤー化するのは必然なのかもしれないけど、
最後は「愛だろ、愛ッ」なのかもしれない。

富山和彦さんの著書は、どの本も切れ味鋭く良いことが書いてある。
欠点は、表紙の顔がとにかく怖いことです。

追記

DXとは違うけど同じことを言っている良い記事を見つけた。
AI は思わぬ方向から職を奪う

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